スティーブ・ジョブスの大学卒業生向け講演

スティーブ・ジョブスの大学卒業生向け講演ASのおもちゃ箱開発ブログ2005/6/12に、スタンフォード大学の卒業生向けにスティーブ・ジョブスが講演しました。これは、ネットに上げられると名スピーチとして評判になったそうです。その当時は知りませんでした。

最初にこの講演について知ったのは、「ウェブ時代の5つの定理」(梅田望夫著)という本の中です。この本の最後の方で、このスピーチ中の2つの部分が引用され、何度も読み返して覚えてしまってもいいとして紹介されています。そして、全文をネットで探して読み、録画も見てみると良いでしょうと書いてありました。

この本の中では、主にシリコンバレー出身の著名人たちの言葉が紹介され、ますますシリコンバレーで働いてみたいという思いを強くしました。その中の一つとしてスティーブ・ジョブスの講演の文章も紹介されたので、特にこの文書にだけ興奮したわけではありません。

しかし、別の機会にその講演について触れることになり、それがたまたまだったので、何か運命的なものを感じました。TEDでの裸踊りのスピーチについてのツイートを見て、その動画をYouTubeで見たときに、おすすめの一番上にジョブスの講演の動画があったのです。

動画は2つに分割されていて、それらを通して見た後、自分の現状について、反省せざるを得ませんでした。http://www.youtube.com/watch?v=qQDBaTIjY3s http://www.youtube.com/watch?v=ShoOOS2GrWU

この中で、ジョブスは、3つの話をしています。

一つ目は、「点を繋げる」という話。ジョブスが養子に出されるところから、大学を退学して、興味のない授業に出る義務から解放され、カリグラフィ(装飾文字)の授業に出たという流れを話し、これがなかったら、マッキントッシュに複数のフォントは搭載されなかっただろうと語ります。振り返ってみると、それらの出来事(点)は繋がっていたということです。先を見て「点を繋げる」ことは出来ない、とジョブスは語ります。なので、将来点で繋がることを信じて歩んでいくしかないと。

二つ目は、「愛と喪失」という話。Appleを創業して、会社が大きくなった後、会社を去ることになります。失意の中、やはりこれまでの仕事を好きなんだ思い、また仕事を始め、Next社とPixer社を立ち上げます。その後、思いかけず、AppleがNextを買収して、Appleに復帰します。この時期に妻と出会ったことも語っています。レンガで殴られるような事もあったけど、それも自分には必要なことだったのだと、彼は語ります。そして、「本当に満足する唯一の方法は、素晴らしいと信じる仕事をすること」、さらに、「偉大な仕事をする唯一の方法は、自分の仕事を愛すること」だと言います。最後に、まだ、見つかっていないなら、あきらめずに探し続けることと説きます。

三つ目は、「死」について。最初は、彼が感銘を受けたという、「毎日を人生最後の日だと思って生きよう」という詩の話。その後は、彼ががん宣告されたときの話。そのもっとも死に近づいた経験を通して言えば、「死は古き者を消し去り、新しき者への道を作る」と語り、次の言葉を続けます。

「君たちの時間は限られている。その時間を、他の誰かの人生を生きることで無駄遣いしてはいけない。それでは他人の思考の結果とともに生きることになる。他人の意見の雑音で、自分の内なる声を掻き消してはいけない。 もっとも重要なことは、君たちの心や直感に従う勇気を持つことだ。心や直感は、君たちが本当になりたい者が何かを、もうとうの昔に知っているものだ。だからそれ以外のことは全て二の次でいい。」

最後に「全地球カタログ」という書籍の話をします。彼らの世代のバイブル的な本だったそうです。文庫版Googleと例えています。その本の最終刊の裏表紙に、早朝の田舎道の写真があり、その下の次の言葉が添えられていたそうです。

「Stay hungry, Stay foolish」

この言葉を3度繰り返して、スピーチを結んでいます。

「自分の仕事を愛しているだろうか?」「人のために生きてはいないだろうか?」その問いに胸が痛いのは、自信を持って「YES」といえないからでしょう。これからは、もっと自分の内なる声に耳をすまして、生きていきたいと思います。

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